2011.08.15 Monday
新車臭に含まれるホルムアルデヒドの実態
消臭WEB高木です。いつもありがとうございます。
消臭WEBは現在提携倉庫がお盆休み期間中(12〜16日まで)の為、 ご注文商品の発送が17日となってしまいます。 11日15時1分〜17日15時までのご注文が17日の出荷となります。 遅くなってしまいまして大変恐縮ですが何卒ご了承下さいませ。 (私も早く出荷したい!受注残が現時点で凄い事に…) さて、先日以前の愛車がトラックに突っ込まれて廃車に なってしまったのですが、その後継車が14日に届きました。 今回は新車なのですが、車に乗り込む瞬間に鼻を突くホルムの臭い。 これは結構な濃度があるぞと思って窓を開けて乗っていたのですが、 あまりの暑さに断念。窓を閉めて自宅に戻ると、 30分程度の乗車なのに目に結構来たので、ものは試しで車内の ホルムアルデヒド濃度を測定してみることにしました。 室内測定であれば密室状態にして8時間以上経過するのを待つのですが、 今回恐らくそんなレベルでは無いだろうと思い、 普通にエアコンを室内循環にしただけで測定。 車の出入りから10分程度置いただけです。 但し、夏の炎天下なのですぐに車内温度は35度近くまで上昇。 まさに天然のベイクアウト状態です。 車の丁度中心箇所に当たる運転席横のアームレストの上に 測定器を置いて30分かけてホルムアルデヒド濃度を測定します。 30分後、検知管にどれくらいの濃度が出ているかを見てみると、 やはりというか何というか、思いの外の濃度でビックリ! 検知管の見方ですが、ホルムアルデヒドが検出されると 上部から薄紫色が少しずつ下の方へと浸透していき、 薄紫色が消えるギリギリのラインが測定値となります。 変色していない色は下の指周辺の白色で、これが変色していくのですが、 ちょっとわかりにくいかもしれませんが、この測定値は 0.20ppmを超えています! ちなみに、家や建造物で決められたホルムアルデヒドの法定基準値は 0.08ppm以下 となります。2.5倍以上ということになりますね。 まぁ、目がチカチカして当然という値です(´・ω・`) 夏の気温はホルムアルデヒド初め、多くの揮発性有機化合物(VOC)の 密室での濃度が高くなりがちです。 どんな車でも間違いなく発生しています。 (余談ですが、高級車の方がウッドパネル等が多い為、 濃度が高くなりがちという報告もあります) ホルムアルデヒドはWHOの下部機関である国際がん研究機関により グループ1(発がん性あり)の化学物質に指定されています。 新車の臭いが好きと仰る方は少なくないと思いますが、 実際は余り体に良くない場合が多く、シックカーと呼ばれる アレルギー反応も出しやすい状態になる危険性もあります。 私はこの後自分で車の消臭サービスを実施して、 ホルムの処理を行いました。 数日間は急速にホルムを吸着し続けるので、次の週末にでも 再度計測してみようかなと思っています。 もしかすると、濃度はそれほど落ちていないかもしれません。 車の消臭サービスに利用する溶液は、100ccで タバコ618本分に相当するホルムアルデヒドを吸着します。 今回200cc程度利用しましたので、濃度が落ちていない場合は 吸着容量を超えてまだ揮発しているということなので かなりの量のホルムアルデヒドの蓄積があるものだと考えられます。 新車の臭いでお困りの方は良くメールでお問合せを頂くのですが、 何も処理しないと2年程度はどのメーカーでも新車臭は 発生し続けると言われています。 写真をみて、私の車が何かわかった方もおられると思いますが、 メーカーさんの名誉の為に言っておきますと、経験上 どのメーカーでもほぼ例外なく新車にVOCガスは出ています。 この車は乗った時にまだ良い方ではないかと感じたくらいです。 ホルムアルデヒドの影響は小さなお子様やご老人等の 抵抗力の無い方により大きな影響を与えるという報告もありますので、 お困りの際はご遠慮なく webmaster@syousyu.com までお問合せ下さいませ。 東京やその他一部エリアでは弊社ブライトン溶液を利用した 車の消臭サービスを行ってくれている店舗もございますので、 宜しければそちらも御利用頂けましたら幸いです。 それでは、今日は長くなりましたが、また。 高木 |